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【7月2日~3日の記録】 ※これは、7月3日に紫音が亡くなった後、
当時メモしておいたことを日記形式にまとめたものです。 朝、出かける前に紫音の様子をじっくり確認。 目線はこちらの動きをちゃんと追ってるし、呼吸にもとくに乱れはないから、 午前中程度なら留守にしても大丈夫だろ~ってことで、そそくさと出かけた。 ・・・・・・ 12時過ぎには戻って来られたが、今日の診療時間はもう終わってるし、 紫音の状態は、良くないながらもとりあえず落ち着いているので、 このまま家で様子を見ることに。 1時間に1回程度、紫音が寝ている1階のマイ寝室を覗くたびに、 ニャ~ンと鳴きながら起き上がってくる紫音。 定期的にゴハンも欲しがるけれど、やはりどうしても喉を通らないんだよねぇ (T_T) せっかく点滴で食欲が戻ってるっていうのに・・・・・・紫音が可哀想でたまらない。 口から食べられなくても、実質的に空腹が癒されるならば...と、 先生から提案のあった、チューブによる強制給餌を前向きに考えてみる。 が、やっぱり迷っちゃうよ。 ねぇ、紫音はどうしてほしい・・・? 夕方、うっかり寝室ドアの突っかい棒を忘れてたら、カイルが開けてしまい、 紫音が2階リビングへの階段を途中まで上ってきていたので、 まだこんな体力があるのかと、ちょいとびっくり~。 いや、体力よりも気力なのかな、みんながいる2階へ行きたいという... とりあえず紫音を寝室に戻し、廊下や階段に落ちたヨダレをキレイに拭いてから、 寝室でしばらく紫音を撫でてあげた。 といっても、嬉しくて喉をゴロゴロと鳴らすと、こぼれるヨダレがさらに増量するし f(^^;)、 その顔をこっちに押し付けてくるから、ティッシュ片手に (;^_^A なんだけどね~。 その後は、とくに変化もなく、夜を迎えた。 11時半過ぎに用事で寝室に入ったときも、ゴハン~って感じで起きてきたので、 たとえ食べられなくても、出すだけは出してあげたほうがいいだろうと、 「あとで持ってくるから、ちょっと待っててね」 と言って部屋を出た。 そして、リビングでの雑用を片付けて、寝室に紫音のゴハンを持って入ったのが、 日付の変わった午前0時半過ぎ。 と、いつも寝てるはずのマイベッド上に、紫音の姿が見当たらない? ( ̄△ ̄;) そういえば先日、ベッド上にペットシーツをずらっと並べた状態で、 その上に敷くバスタオルを取りに行ってたら、ペットシーツの感触が嫌いな紫音が、 ベッド脇の机の上に避難してたことがあったっけ。 その机、本来は仕事用なんだけど、現実はマイ衣類なんかが山と積まれていて f(^^;) 紫音はその山頂にエスケープしてたんだよねぇ、しかも少々失禁しながら...(/ー ̄;) 今回、ペットシーツは関係ないけれど、ベッド上にいないってことはたぶん机の上だろう・・・ と見てみるが、そこにもいない。 なんだか急に胸がドキドキしてきて、紫音!? 紫音、どこにいるの!?と呼びかけると、 机の下から、ニ゛ャアニ゛ャアのようなゴロゴロのような、声 (音?) が聞こえてくるじゃない。 え~今度は机の下なの~?と、居場所がわかった安心感で苦笑しかけたんだけれど、 考えてみると、普段は何か要求のあるときしか鳴かない紫音が、この状態で鳴くのはおかしい。 急いで机の椅子を引き出し、その奥に突っ込んである紙袋やら猫砂袋などの上を見ると、 紫音がぐったりと横になってるのが見えた・・・えっ、なんでこんなところにいるのよ? っていうか、ほんの1時間前までは落ち着いてたのに、どうしてこんな急に・・・!? とにかく、慌ててそこから引っ張り出してベッドに寝かせると、 身体はぐったりしたまま、瞳孔は光に反応しているものの目は見開いた状態で、 ニ゛ャアニ゛ャアのようなゴロゴロのような、声とも呼吸音ともつかない音を発し続ける紫音。 さっきの呼びかけには応えてくれたんだから、まだ意識はあるんだよね!? でも、見る間に状態は悪化しているようで、まもなく瞳孔の締まりがなくなってきた。 どうしよう、どうしよう、このままじゃ紫音が逝っちゃうよ~~~、なんとかしなきゃ! そう思う一方で、もうどうにもならないことはわかっていた・・・と思う。 たとえここで夜間救急に担ぎ込めたとしても、紫音の命の終焉は、すぐそこなんだと。 だったら、このままここで逝かせてあげるのが、紫音のためかもしれないよね。 病院を探してるあいだに紫音の最期が看取れなかったら、そのほうが悲しいもの。 入院先で迎える最期だって、紫音が望んでることじゃないよね? 冷静な部分ではそう考えつつも、1分でも1秒でも同じ世界にとどまっていてほしくて、 何度も何度も紫音に呼びかけ、人工呼吸のつもりで胸のあたりをマッサージしつづけた。 廊下を挟んだ向かいの部屋で寝ている相方氏にも知らせなきゃ・・・とも思いついたけど、 起こしに行く十数秒が、とてつもなく貴重な時間に思えて、そこから動けなかった。 20分ぐらいそうしてたかな... ふと私がマッサージの手を止めたら、紫音の胸はもう自力では動かなくなっていた。 瞳孔も開いたまんまで、どこも、誰も、見てはいなかった。 ベッドに引き上げたときにはダラダラと出ていたヨダレも、ぴたっと止まっていた。 あぁ、逝っちゃったんだね。 わかっていながらもなお胸を押すと、まだ生きているように空気が吐き出されてくる。 ため息みたいに、あるいは、ちょっと胸がつかえちゃったって感じで、吐息が出てくる。 でも、もう吸うことはなかった。 数分間じっと見つめていたけれど、生きるための空気は、もう吸ってくれなかった。 それからもしばらく、そこで紫音を撫でていた。 離れたら、もし、万が一 紫音が息を吹き返しても、見逃しちゃうかもしれない。 そんな気がして、なかなか動きだせなかったんだよね。 でも、この一連の時間の始めって、普通に紫音にゴハンを運んできただけだったから、 現実問題としておトイレにも行きたくなって・・・あは、やっと立ち上がるきっかけができたよ。 大きく深呼吸しながらトイレに行き、紫音に持ってきたゴハンを片付けてから、 あちこちヨダレまみれだった紫音を、お風呂場でキレイに洗ってあげた。 本来はキレイ好きな紫音なのに、口内炎が悪化してからはセルフグルーミングができなくて、 口周りや前脚の毛並みの白い部分が、ヨダレで茶色っぽくなっちゃってたんだよね。 もちろんお風呂は嫌いだったけど、今まで、よく我慢して洗わせてくれたよ。 これからはもう口内炎もヨダレも出ないから、シャンプーもこれで最後だね (*^_^*) 途中で、カイルや姫華が 「何やってるの?」 と覗きに来た。 覗いて、「ボクは (ワタシは) イヤ~~!」 と逃げていった (苦笑) わかってるよ、あんたたちの最後のシャンプーは、ずっとずっとず~~~~っと先だから。 口内炎が悪化し始めてからは、本当に、本当に辛かったよね、紫音。 ネコエイズに関する資料から、いずれそうなっていくことは予想できていたけれど、 免疫不全の怖ろしさは、やはり、実際になってみないとわからない。 どんな症状が 「発症」 なのか、どの段階が 「発症」 なのか。 それにやっぱり、希望的観測ってのもあるしね。 ウチのかかりつけ動物病院では、診療料金明細書のお知らせ欄に、 そのコのワクチン接種日などの 「次回来院予定日」 が印刷されてくる。 紫音の場合は、それが11月1日。 ここしばらく、その 「次回来院予定日 2006.11.01」 を見るたびに、 その日を接種日として無事に通過できることを、自分の希望的観測にしていた。 これから何年も長生きできるとは思ってなかったけれど、 せめて今年の予防接種ごろまでは、と。 できれば、年内一杯くらいは、と。 なのに、覚悟を決めてから、たったの半月で終わっちゃった。 少なくとも、今日のあの時間というのは、予想外だったよ、紫音。 でも、これでよかったのかもね。 病院に行ける状況だったら、やっぱり、なんとか運び込んでたと思うもの。 そして、紫音の苦痛を長引かせてたと思うもの... 出会って約4年しか一緒にいられなくて、ほとんど何もしてあげられなかったけれど、 もしよかったら、次に生まれ変わっても、きっとまたウチへ来てください。 それまでは、どうぞ、天国で安らかに☆彡 人(=- ェ - =) 願い事願い事
by nijineko-goten
| 2006-07-02 23:44
| 紫音 な話
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